伊田の商店街さのよい公園に、陽光桜が今年も咲き始めました。
桜に秘められた、深い哀しみの実話。
陽光桜は、「里桜」の天城吉野( アマギヨシノ)と寒緋桜(カンヒザクラ)との交配によって作出された。30数年かけて陽光を品種改良して作った生みの親は愛媛県の高岡正明さん第2次世界大戦中に、内村(現・東温市の青年学校農業科の教員を務め、戦地に向かう教え子たちに「お国のために戦ってこい。またこの桜の木の下で会おう」と見送った。
敗戦後、自責の念に苦しんだ高岡さんは、亜熱帯のジャワから極寒のシベリアまで各国で散っていった教え子の慰霊の思いと、忌まわしい戦争を二度と繰り返してはならいとの反戦のメッセージ願い(平和のシンボル)を届けようと、教え子たちが戦死した異国の気候でも咲く新種の桜作り桜を作ることを決意。私財を投げ打った約30年間に及ぶ試行錯誤の末に、暑さにも寒さにも強い(零下30度から摂氏30度の環境でも咲く)品種の「陽光桜」(「陽光」という日本初の桜の苗木登録となる新しい桜)を生み出した。
と言う実話がある桜だそうです。映画も上映されました。ちょっと切ないですね。